ブログ2023.02.06
口呼吸を放置すると…
5年間、呼吸と嚥下の教育をしないとアデノイド顔貌といわれる顔になります。
アデノイド顔貌とは
・アデノイドの肥大
※アデノイドとは鼻の一番奥、喉との間の上咽頭にあるリンパ組織のかたまり
・横から見た時に口元が全体的に突出している
・顎が後退して顎と首の境目がわかりにくくなっている
・頬の下が膨らみ、顔が丸くなっている
などの顔つきのことを指します。
アデノイド顔貌は、口呼吸によって起こる顔つきのことです。
そして、アデノイド肥大は、鼻づまり、いびき、口呼吸、睡眠時無呼吸症候群も引き起こします。
アデノイドは2歳~5歳ぐらいがもっとも大きく、その後は次第に小さくなる傾向があります。
呼吸の問題は、少なくとも5歳までに
できれば生後3ヶ月までに、親子の日常生活習慣の改善で解決しておきましょう。
口呼吸をしているかどうかは、
・顔の表情
・目鼻立ち
・姿勢
に現れてくるので、すぐにわかります。
口呼吸を放置すると、多くは心と体の問題を起こします。
5年経つと明らかに、現れるのが呼吸の問題と嚥下機能の問題です。
そして、
歯並びの問題を起こす最も大きな原因は、呼吸と嚥下機能の問題です。
口呼吸を放置することにより、歯並びも悪くなるのです。
逆に言うと、いくら歯並びを矯正しても、この呼吸と嚥下機能の問題が解決できなければ
歯並びが悪く戻ってしまうだけでなく、噛めない人生を送ることになります。
将来、歯がなくなる原因のトップがこの口呼吸に起因する疾患
歯周病、虫歯、顎関節症、食いしばり、睡眠障害、内臓の下垂、免疫力の低下などです。
ただ、口を閉じていれば鼻呼吸ができているということではなく、
日常生活の多くの問題に現れる状態が、口呼吸かどうかを物語ります。
鼻が詰まっていないから鼻呼吸ができている、
口を閉じているから鼻呼吸ができているではありません。
口を閉じているのはもちろん、
舌がしっかりと上顎にくっついていて、両鼻で呼吸ができて、
初めてきちんと鼻呼吸ができていると、私は考えています。
◆両鼻呼吸のチェックポイント:
安静時、無意識時に両鼻呼吸になっている
◆両鼻呼吸ができるようになるための第一歩
舌が上顎にペタンとついていることが必須(意識できる年齢の人は意識が必要)
◆トレーニング例
トレーナーやチューイングブラシを入れて、口テープを貼り雑巾掛けトレーニングなど運動
こういったトレーニングをリアルで学びたい方は、未来歯科アカデミーへ。